2012投票結果3

8位(7票・2つ)

やりすぎめるへん/石川シスケ
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・色物系だけどキャラの性格付けが面白い、先輩と後輩の話や童話のパロディとネタが豊富でよかった。前作は制服物が多い印象で既視感が強かったけど、2冊目で色々やってくれたのが好印象。女性キャラが主役で男はただの竿役でMOBという基本スタイルが自分の好みにピッタリ。

・陰毛を一本一本描く作家に外れなしというかはどうか知らないけど、コマから蒸れてきそうなくらいムッチリたぷたぷ感がたまらない。清純そうに見えて実はビッチな黒髪少女、ビッチそうに見えて実は純情な先輩にギャップ萌え。でも一番、ギャップが激しいのは三姉妹を襲った男だったり(?)

・キャラクターが全編通して素晴らしいです。どの女の子もみんな魅力的でかわいい。もっとこの先の話も読みたいと思わせるものがあります。おっぱいがみんなばかでかいんだけどバランスが美しいので違和感もないし体のラインがすごくきれいでいやらしい。特に立ちバックは芸術的。あと女の子の表情が豊富でいろんな顔を見せてくれます。かわいいです。はい。

・Hisasiとさんざん迷ったがこちらで。エロとシュールギャグのバランスがよく、特に偽ビッチ先輩の話と三匹の雌豚のエロギャグが印象に残っている。実用性ではオナニー見せ合いの話が際立っていた。

・次点候補だったが、読み返すと大逆転で滑り込み。浮気された娘が道で声を掛けられた男(実は教師)と関係を持った話が良かった。女性器の描き方も好みで決め手に。

・前作からなにやら怪しいセンスを醸し出してたシスケのいろんな意味で質的向上を果たした2冊目。特に「増殖」は個人的に超傑作。ただ全体的には本領発揮という感じはあまりないというか、シスケはまだまだ出来る子っつーか、奴の業の深さはきっとこんなもんじゃないと思ったり。

・1冊目に比べてギャグテイストが増えたのは個人的にマイナス要素だけど、それでも隠し切れない仄暗さ・陰鬱さが垣間見えるところに安心感。同人の頃からファンなんで、そろそろ本来の作風全開にしてほしい気もするけど快楽天じゃ(というか商業じゃ)無理かw2012年No.2。

純潔の終わる日々…/駄菓子
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・表紙をあえてモノクロにしたところが印象に残る、年末ギリギリにやって来た核弾頭。登場人物の可愛らしさとは裏腹に、背景まで無駄に書き込まれたがゆえに生ずる、妖しくも淫靡な世界。例えればハードコアな講談社のアフタヌーン四季賞。SEX描写はただひたすらに、ねちっこい。まさに絡み合うナメクジの交尾がごとく。しかし濃厚な様でいて、ストーリーは純愛和姦ものが多く、読後感は良い。ただし、線が鉛筆で手書きしたような書き込み方なので、好みが別れるかも。

・2012年、最後に登場した個人的にダークホースの1冊。柔らかな肉体描写、ねっとりとした行為の描写もすばらしい。やや暗めな鉛筆画のような絵が、淫靡さを醸し出しててGood。秀逸な1冊。

・モノクロがうまい期待の新人。肉の描写と背景の書き込みがアフタヌーンっぽい。ほんわか人妻の美紀さんがねっとりとしたセックスで寝取られてしまうのが〇1話完結なのが大変残念、その後が気になるところです。女の子が快楽に流されて道を誤っていくのが好きなので1票。

・ シチュが好みで、女の子がエロくて可愛い。絵のタッチも好き。だけど女の子の顔(特に眼)が似たり寄ったりで、話ごとにもう少しメリハリをつけて欲しいところ。これからに期待。

・絵柄は萌え系でなく基本巨乳巨尻もお腹の肉が無いのは若干不自然か。鉛筆描きっぽく暗い印象かもしれないが、それがエロさを引き立たせてる。一番使えたのは隣の美紀おばさんを犯る話(続編描いて欲しかった)

・エロゲ原画的な現代風のタッチとはベクトルの異なる個性的な絵柄にまず惹かれる。そしてその絵とマッチした濃いエロ。絵のオリジナリティーはこの5作中トップ。当たり外れの少ない安定したクオリティーで次の単行本も作家買いするであろう信頼感のある確かな実力の大型新人。

・鉛筆画っぽい個性的な絵柄。劇画の濃さと現代的な可愛さが共存している。姪に翻弄されるダメオヤジっぷりがよい「鳥籠屋敷」と初期の太い描線が背徳シチュに勢いを感じさせる「視線の先」

10位(6票・3つ)

月見荘のあかり/犬星
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・犬星スレでは賛否あった本作、自分は賛の側ですが。やっていることはヒドイことなのですが、あかりちゃんはおにいちゃん達ラブでここらへん母子家庭で一人っ子っぽいところから来ているのかもなぁーとも思いますが。お兄ちゃんたちもそれなりに責任とっているっぽいというところでなんとか。しかし娘は生まれなかったのかー、そのほうが良かったのか?

・残念ながら一般に行ってしまった犬星の、現時点での最高傑作だと言い切れる作品集。今までの犬星の本では基本お兄ちゃんと妹が1対1だったため、お兄ちゃんが3人となった表題作では批判的な意見も見られたが「逆に考えるんだ。『お兄ちゃんが3人になってバリエーションも3倍になった』と考えるんだ」(AA略)食わず嫌いは勿体無いです。是非とも犬星の生み出した最高の女神あかりちゃんをみんな堪能しましょう!

・犬星の最高傑作でしょうこれ。あかりちゃんで何度抜いたことか

・酷評する意見も結構見たが、俺は「おにいちゃんが、すき。」より本作が良いと思う。男三人・続き物になったことで多様なプレイ内容が見られたのが良い。特にアナルとかアナルね。一般誌に行ってしまったが、早くエロ漫画に帰ってくることを願って止まない。

・全てのお兄ちゃんと妹の為にある本。犬星の女の子の可愛さが極められた一冊。

・いろいろ言われているように、なるほど賛否両論な一冊。いたいけな少女がダメなお兄ちゃんにいろいろ酷いことされるのはいつもの犬星なのですが、お兄ちゃんが三人がかりで数々の調教を施した末に二穴乱交撮影会、そして…というのはある意味感動的ではありますが客観的に見て酷すぎます。カバー裏のオチも含めて。主役であるあかりちゃん自身の掘り下げと随所に登場するお母さんの描写も(エロ的に)見事で最終話のお母さんとの会話は別の意味で泣きそうになりました。あれだけヤっておいて…しかし、それゆえに抜けます。あかりちゃんprpr。犬星的にエロはこれでやり切ってしまった感じなのでしょうか、現在は一般作品を連載してますが読者的にはまだまだ犬星エロを欲しております。

ヒミツノ/鶴田文学
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・兄妹モノは、姉弟モノと比べてそんなに好きではないのだが、この方の話には引かれた。妹の秘めた思惑からくる言動によって少しずつ理性のタガを外されていく兄が、罪悪感に苛まれながらも、妹を白く汚していく。しかし……実はそれすらも妹の術中のうち、というような話。その雰囲気は切なく、胸にチクリとくる。女の子が酷い目に遭ったり、逆に女の子にもてあそばれる話もあったが、そちらは少し苦手だった。

・以前から好きな作家だが、この本が歴代最高だと思う。どこか懐かしい雰囲気なのは相変わらず女の子のキャラクターや男女の微妙な関係が行為がうまくつながっていて読んでいて飽きない作品だった。

・程よい肉付きと、微妙な大きさのおっぱいから隠されたエロさがにじみ出ている。シチュエーションも様々でかなり使える。女の子の表情も可愛くて特に背徳的な表情が良い。妹萌え。

・作者買いその一。毎度、理想的なエロマンガを堪能させて貰ってます。この人の作品は、エロい・可愛いだけじゃなく、どこか淫靡な雰囲気をかもし出しているのです。ゆえに中毒性が高い。

・この人の作品はどこか牧歌的というか叙情的というか・・・言い方換えればバタ臭さにもつながるわけだが、絵柄・ストーリー展開ともに独特の空気感は今作も健在、むしろコア作品より背徳感や淫靡感が増して最高だった。

・淡々と、しかし何ともいえない重苦しさを併せ持って丁寧に描写されているのが実にツボ。鶴田のシグマ作品の単行本化をずっと待ってたけど、期待に違わぬ読後感で、2012年ダントツのNo.1。

かなことおじさん/大守春雨
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・幅広いシチュを扱っているが、そのどれにもほのぼのとした雰囲気が漂う。個人的にはあまり好みではないシチュでも、読了感はそれほど悪くなく、ほっとする。バッドエンドが苦手な自分にとっては、どれもラストは「めでたし、めでたし」で締めくくっているところもいい。

・表情豊かで自我を感じるヒロインの、なんと存在感のあることか。(表情豊かな作家さんにハズレはいません)そしてその自己を持ったヒロインの中でも、ボーイッシュな女の子が好きな自分にとって、「女の子っぽい」のベリショさんがいかに魅力的であることか。中には「どう見ても男にしか見えないコマとかあるんだけど」という人もいるかも知れませんが、だから良いのです。男らしく見えるほどに、ラヴで女の子に目覚めた時が際立つというものです。それがボーイッシュというものです。「女の子っぽい」? いいや違うねッ!! 君は今、逆説的に、超女の子だッ!!

・姪っ子(ロリではない)から同級生やら叔母(BBAではない)親父の秘書まで様々な年齢、体格、胸の尖り具合、腰・尻の肉付き、もちろんくぱぁの中身まで描き分けがよくできていているのが素晴らしい。

・これだけ薄めの作品だけど、なんと言ってもキャラがいい。年上物のほうが好きな俺でもかなこちゃんがホントに可愛い。

・「深白さんハッスルす」がいいですねえ~三十路なのに男の人が苦手で、代替品として甥っ子に手を出すときの表情に30年間悶々とした負のオーラをぶつけているのがとってもリアリティがあってすばらしい。女の子の体の描き方もやわらかさが伝わってくるような丁寧な描写で好感が持てます。

・たまたま最初に読んだ『深白さんハッスルす』が最強すぎた。エロマンガ愛読者の理想の喪女の一人だと思います。色んなタイプの魅力的な娘が揃っているので、未読の方も是非読んで頂きたい作品。

  • 最終更新:2013-11-25 09:41:34

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