2016ライトエロ品評会②

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ネトラセラレ(3)/色白好
○他人の男に抱かれ続ける妻とそれを見守る夫、2人の歪んだ愛の形を描くダークエロティックストーリー、完結編。
NTRが大嫌いだと言う人こそNTRを好きになる素質があるという書き込みを以前どこかで読んだことがある。
この作品の主人公は正にその心情の表れであり、妻を深く愛しているがゆえに、寝取られることで憤り、苦しむ。
しかし自分がその苦しみを誰よりも感じているからこそ、それは妻を一番に愛している証である、
この逆説が彼の愛の論理である。
彼女を愛しているからネトラセをやめない、彼女を大切に思っているから彼女を貶める、
学生時代の彼女の彼氏である先輩との騒動で、2人はその愛を信じると誓い合う。
しかしそれはどう見ても歪んだ愛であり、主人公にとって最大の嫉妬の対象である先輩のネトラレは、
最も苦しみ、最も妻への愛情を感じるものである、つまりそれが無くなり、更に高みを目指せば迷走するのは必然である。
悪い遊びを覚えた子供のように、坂道を転げ落ちるボールのように、あとは転落の一途をたどる。
この巻ではNTRというジャンルの歪みの面を余すところなく描ききり、読者の気持ちを大いに揺さぶる。
しかし、それは誰にも理解されないとしても、彼女たちにとって純粋な愛が行き着いた結末なのである。
誰がどう見ても歪んでいるとわかる、しかし歪であってもそれは確かに愛として形作られている。
エロマンガという最も離れているであろう作品形態でありながら、純文学を思わせるような展開を見せ、
それでいてエロティックな描写の魅力を損なわない奇蹟的な作品として成り立っている。
ラストは2人の今後を示唆して見せ、読者の気持ちも最後まで動揺させられる。
間違いなく著者の代表作になるであろう作品であり、ここ近年でも最も優れたマンガ作品の一つである。
カバー裏にはお馴染みの同業者であり妻である榎木知之との夫婦生活が描かれ、
夫の作品内でも乳を晒す彼女には毎度笑いを禁じえない。お体にはどうぞ気をつけて。

すとらいくぞーん(3)/えむあ
○後ろ向きで庶民的な巨漢プロ野球投手の左腕と腰が唸るサクセスベースボールストーリー。
ベーブ・ルースにタイガー・ウッズ、最近ではオリンピックの選手村でのコンドームの噂話等、
トップ・アスリートにとって、セックスの存在はベストコンディションを維持する為になくてはならないものなのではないか、
そう想像してしまう一般人にとって、本作はその内部事情を覗き見ているような感覚に陥らせる。
ノーヒット・ノーランを達成した小心者の若きホープは、巨漢の肉体から溢れる精力を、その優しい心に反して、
彼に献身的に接してくれる様々な女性たちへ無遠慮に打ち付けぶちまけながら着々と好成績を挙げていく。
そして彼女たちの支えは、彼にささやかながらも自信を与え、最後にはメジャーの道へと導いていくという、
エロマンガにおけるハーレム問題を解決しながら実に感動的に纏め上げていく。
また彼の投球を共にあみだした意中のロリ少女とも無事合法的に結ばれるが、少し物悲しいストーリーで締められており、
あげまん、さげまんという縁起担ぎを絡めている点が日本の伝統的プロ野球界をリアルに描いている様に感じられて面白い。
脇を固めるキャラクターの描き方も相乗的に物語を盛り上げ、
マッサージ師のサブヒロインの成長や、友人のように接するライバルチームのバッターは、主人公の魅力を引き立て、
そして最後に主人公を追ってメジャーにやって来るかつてのチームメイトのイケメン強打者は、
幼馴染の女の子一筋という主人公と正反対の設定で、物語の根底を覆すようなキャラクターとして主人公に相対するという、
エロマンガなのにカッコよくて、3巻で終わってしまうのが悔やまれるほど熱い展開を見せてくれる。
あとがきの壮大な計画はネタとしても、当初の予定よりは早い終わりであったようで、駆け足のような終わり方であるも、
一話一話が濃密で、ストーリー、設定、エロ描写が非常に濃くて、読後の満足感は非常に高い。
特にプロ野球、アスリート、有名人のプライベートを描いた各種設定がリアリティ豊かで想像力を掻き立ててくれる。
野球自体斜陽の時代にあとがきで著者も明言しているように、エロマンガで野球という題材を許容してくれた出版社には、
読者としても感謝の念を示したく思う。
個人的にはバファローベルのようなマスコットキャラの中の女の子との着ぐるみHネタが見たかったというのが心残り(笑)。

大きい女の子は好きですか?(3)/愛染五郎
○長身で個性豊かな女の子たちとの無為で可笑しい日常を綴った青春グラフィティ。
前巻からのすわ禁断の姉弟姦かと思わせる引きもあっさりと流され、お馴染みの日常がまた何時もの如く積み上げられていく。
毎話セクシーな場面があったり、恋愛感情の揺れ動きがあったりと、エロマンガや恋愛コメディの体裁をとっていながらも、
少年少女たちの深い繋がりや、恋に落ちる描写は描かれることがなく表層的で、むしろ大ゴマや見開きで描かれるのは、
彼女らの日常の中の一瞬一瞬の煌きや、青春の1ページであり、進展しないことこそがこの作品のテーマなのかもしれない。
唐突に第三者のモノローグが入ったり、ロングショットがよく見られたりと実写映画を思わせる演出がその印象を強くする。
と、これだけ見れば、若人たちのごく短い時間を切り抜いた青春グラフィティの様に感ぜられるが、
そのなかに挟まれるギャグの数々が著者独特のもので他に類を見ず、本作を無二のエロコメディに仕立てている。
大学の自主映画にヒロイン達が出演することが決まれば、勿論ラブストーリーを思い浮かべるものだが、
それが特撮、しかも巨大怪獣にセクシーヒロインがおっぱいフルオープンのギミック付メカアーマー着用で戦うという、
イロモノ企画ものだったり(設定で旧ソ連が関わって来るという作品舞台を意識している点が芸が細かい)、
主人公宛に届いたエロDVDを巡る珍道中でのアヘ顔ダブルピースでじゃんけんポンであったり、
常人とはかなり別のベクトルで振り切れるギャグは、笑うより前に呆然としてしまった。じゃんけんポンって何?
しかし本作の最大の魅力は個性豊かで可愛らしいヒロインたちの存在であり、演出もギャグも彼女らあってのもの。
各巻コミックス裏表紙に、主要ヒロインたちがそろって描かれており(今巻はダブピーの様子)、
これを見れば彼女たちの性格が一目で分かる様になっている。
また、作品舞台となっている北海道にちなんだ小ネタが随所に散りばめられており、
それらの元ネタを調べながら、彼女たちの一喜一憂を共に楽しんでいくのが本作の読み方かもしれない。

チチチチ(2)/クール教信者
○本名すら分からない前代未聞の巨乳長身ヒロインとショタ青年との同居生活パイズリ・ラブコメディ。
主人公ラブな巨乳ヒロインの両乳は、彼のちんちんをスナック感覚でもぐもぐする。
ことあるごとに彼の小さなちんちんはそのふくらみの内側へ吸い込まれ、情けない喘ぎ声と共にぴゅっぴゅさせられてしまう。
彼らはパイズリで赤ちゃんができると勘違いしているのではなかろうかと心配になってくる矢先、
「乳内射精」と書いて「なかだし」と読ませるようになった辺りから、もしや本気か?それともそういう世界設定か?
と疑念を持つくらいにおまんこの存在感がないパイズリの世界。
リアルではパイズリ射精のことを「なかだし」なんて言わないから、良い子の青少年の皆は間違えないように気をつけよう。
そんな中、作家である主人公の実体験、ヒロインとの同居生活を元にした小説が、
AVとしてメディア化するという入れ子構造の劇中劇が描かれる際に、原作に無い本番セックスが演じられようとすると、
主人公が激高する描写があり、暗にパイズリは意図的なものであることと、おそらく著者の趣向であることが示される。
主人公2人のイチャラブ展開と可愛らしい絵柄に紛れて見失いがちだが、他にも性的嗜好としてかなり特殊な描写が散見され、
兄想いの巨乳な高校生の妹が学校内で所かまわず兄の写真をネタにオナニーしまくるのはまだいい方で、
新登場のこれまた巨乳でロリなヒロインの妹が、催眠術で擬似ふたなりになってセルフパイズリする件は、
流石に性癖ぶっちゃけすぎじゃないかと著者のことを心配になってしまった。
コミックスの裏表紙には「ちょっぴりエッチ」との謳い文句があるが、これを「ちょっぴり」と言い張る秋田書店にも、
ブレーキの役割が完全に機能していないことへの諦めの感情と共に奇妙な頼もしさも感じてしまう。
大筋はこの様なラブコメディの体裁で物語は進むが、交通事故のように唐突に挟まれる重い設定が作品の雰囲気を一変する。
主人公に取り付く女幽霊とヒロインとの関係や、主人公の大学生時代の辛い体験などが、彼らの暗い過去を暗示させ、
相思相愛に見える2人の間に一定の距離を常に作り、それ以上の進展を許さない。
そんな状況を冷静に自己分析する主人公のモノローグの描写は、近年の作家に良く見られる表現方法で、
自分自身の過去と現実のヒロインへの想いをどう決着させようかという前向きの思考で描かれており、
どんな困難にもきっと彼らは立ち向かっていくであろうと読者に思わせ、
そしてこの作品が最後までラブコメディとして読ませてくれるだろうという安心感を与えてくれている。

Cheers!(17)(18)/チャーリーにしなか
○上げチン主人公を取り囲むOL達の楽しい争奪戦、装いも新たなシーズン2。
前巻の終わりでスキャンダルをフォーカスされてしまった主人公は、ほとぼりが冷めるまでの間、転勤を言い渡される。
配属されたのは、癖はあるが優秀な女性達が集った地方駅で…、という具合で始まる新展開。
近年における本作の特徴は、鉄道会社に勤務するOL達が、それぞれに備わったハイソな立場を駆使して、
主人公にアタックを仕掛けるというアクティブな女性達とのラブラブな展開を見せるところにあった。
ともすれば典型的な「女尊男卑」になりがちなヒロイン達を、
そんなものは微塵も感じさせない清々しいまでのスーパーウーマンとして描いている点がとても魅力的だ。
この17,8巻では、そのスーパーウーマンとしての役割を一手に引き受けたかのような新ヒロイン、
駅長、箱根ヶ崎桜が登場し、彼女をメインとして物語は進行する。
17巻では美人ながらも男性アレルギー持ちの堅物として登場するツンな彼女とのやりとりを十分な尺で描いた後、
「落ちた」後の18巻では押しかけ女房として主人公と同棲するデレデレな彼女の変わり模様を描いて楽しませてくれる。
主人公により男性アレルギーを克服し様変わりした、余裕と笑みを帯びて仕事に挑む凛としたキャリアウーマンとしての姿と、
ベッドの上では従順に、涙を浮かべながら主人公の上げチンを受けて快楽に咽び泣く姿の折衷が、
過去キャラクターの登場の激減を打ち消すほどの魅力を見せ、物語の大転換を無理なく導いている。
一方で過去キャラクターの活躍も要所要所で登場し、新展開後の彼女たちの少し変化した様子も見ていて楽しい。
チア服の登場も少なくなったが、作者のコスチュームへのこだわりはいつもながら必見で、
細やかに描かれた下着の刺繍や、和装と割烹着からこぼれる乳房であるとか、堅物駅長を駅員服のまま職場で等、
着衣によるフェティッシュでエロティックな描写は大いに楽しませてくれる。

発情カノジョの羞恥心/板場広志
○現代社会を反映した設定がスパイスとして程よく効いたオムニバスエロ短編集。
竹書房ではお馴染みの短編集の中の一つ。しかし他の作家と著者の短編集との間には些細ではあるが大きな違いがある。
それは恋愛描写を極力排除して、現代社会の世相を鋭く切り抜き、描写している点である。
例えば、コンビニ飯や残業で寂れて疲労した生活を送るサラリーマンの青年が、
同じアパートに住むきりりとしたOL女性のだらしない一面を偶然目撃する話。
会う度に彼女の衣服は薄くなっていき、徐々に露出の快感に取り付かれている様子が描かれている。
しかし彼女が露出をするようになった理由は物語の中で明確に語られることはなく、
会社でのストレスが原因ではないか、と示唆するだけに留められ、
オチは彼女が完全に露出に目覚める形で閉められており、風刺を思わせる展開で纏められている。
彼女は露出の興奮に身を任せ、アパートの欄干で朝の通勤者を眺めながら後背位で後ろから打ち付けられる快感に声を上げる。
その様子は彼女の日ごろのストレスの発露であろうと想像させられ、読者にその開放感を共有させてくれる。
読者は現実社会の不満を理解してくれて、さらに一歩進んだifの物語、のれんの如く薄い隔たりの向こうの、
セックスの快感で開放された世界を提供してくれる著者の話に魅了されるのである。
その構成のために著者はリアルな世相の様子を作品内に取り入れているのではないかと予想される。
他にも、今では当たり前のように描かれるが、アイドルの握手会での「10枚買いました」とか「30枚買いました」等の発言、
昼休み、路上販売する手作り弁当の販売員である青年に、100円200円値引きしてもらうためにHに体を押し付けて来るOL等、
倫理や道徳の様子が現代社会でどのように変化しているかを読者は想像させられる。
そんな中最も奇異なのがネットで生配信するコスプレ少女とその彼氏の話で、
普段は暗くHにも消極的な彼女が、ネットではキワドイ衣装で明るく振舞っているという2面性を描いた作品。
普段から明るい彼女と触れ合いたい彼氏が、生放送に割り込んでいく様子が細かなネットの描写と共にリアルに描かれ、
ついに生放送でHの様子を配信してしまう場面を、生々しさを持って描かれる。
この作品のリアリティは事細かなネットの描写と、H後さらに普段は暗くなってしまった彼女の描写であるが、
面白いのが現実に似たような事件が現役アイドルに起こり、社会的に明るみに出たことである(破廉恥破廉恥)。
著者の別作品でも女性声優がアダルトビデオに出演していたという設定と似た事例が起こったり、
漫画の描写に社会が追いつく逆転現象まで起きてしまった。
その現代社会の様子を巧みに選び取る観察眼には今後も期待してしまう。

けもっ娘どーぶつえん!(1)/めぷちん☆
○けもっ娘たちと夜な夜な子作りセックスに励む動物トリビア・エロコメディ。
斜陽と不幸で雌ばかりになってしまったとある動物園を舞台に、
巨乳園長のあやしい技術で夜だけ人間に変わってしまう体になってしまった動物たちを、
主人公の飼育員の青年が子作りエッチで孕ませて動物園の繁栄を目指すというかなりぶっ飛んだ内容の作品。
容姿のレベルとしては耳と尻尾があるくらいの初級けもっ娘で、コスプレ程度のものに留まっている。
その代わり内面については各動物について相当な調査、知識によるキャラクター作りがなされており、
その女の子は動物が変身した姿なのだと違和感なく受け入れることができる様になっている。
設定からコメディ色の強い作品ではないかと予想されるのだが、読後に受ける印象は意外にもシリアスなもので、
その理由は前述の豊富な知識による事細かに描かれた動物たちの生態と、それを基にしたストーリーによる。
例えば一時は絶滅種かと思われたバーバリライオンや、人間並みに相手を選ぶジャイアントパンダ、
山に捨てられ害獣とされてしまったアライグマ等、
多種多様な動物たちの背景と、それらから紡がれていくストーリーには感嘆してしまう。
そしてそんな動物=けもっ娘たちと、甲斐甲斐しく接する飼育員である青年との心と体の触れ合いは、
種族を超えての愛情を感じさせ、子作りエッチはその延長と結果であると説得力を与えてくれる。
ヒグマ娘とのやり取りはそれが最も色濃く出た話で、主人公の汗の味を舐めてしまったがために、
人間の味を知ってしまい、主人公への好意、食欲、所有欲とがない交ぜになった感情をむき出しにして襲い掛かる。
けもっ娘になってもその力は維持され、あわや食べられてしまうというときも、
主人公が考えるのは、人を襲い殺してしまった後のそのヒグマの処分のことであり、
その献身的な動物愛には心打たれてしまう。
ストーリー以外にも、動物の性行為に関するトリビアも勿論そろえており、
ライオンは一日に最高50回も交尾するとか、ジャイアントパンダは自慰行動が確認されているとか、
馬の汗には界面活性剤が含まれているからローションプレイになるとか、
そちら方面の興味にもばっちり答えてくれる。
とにかく内容が充実しており動物雑学としても面白く、読んでとても満足する作品になっている。

家政婦はママ(1)/真鍋譲治
○東京で一人暮らしをしている大学生の主人公の元に幼馴染の女の子が家政婦としてやってくる青春ラブコメディ。
タイトルの印象ではもっと年上の女性がヒロインであるように受け取られるが、実際は20そこそこの姉さん女房という設定で、
同じアパートの一室で若い男女がちゅっちゅする、イチャイチャ生活が展開される。
地方の名家の出の主人公は、2つ年上のヒロインとは若旦那とその家の家政婦の娘という間柄で、
母親と同じく、主人公の元に家政婦として転がり込んでくるというストーリー。
しかし彼女は既に結婚しており、それが自分の実の父親、つまり継母になっていたという、
地方のどろどろとした人間関係を思わせる設定が物語にドラマを与える。
しかし、そんな設定は匂わす程度に、物語は著者のいつものスカッとしたラブコメディで、
竹を割ったような性格のヒロインが本来の立場など端に置き、過去の主人公とのヒミツの遊びの延長として、
布団の上でアンアン、パコパコよろしくやってしまうという心地よいエロシーンを堪能できる。
また、サブヒロインとして勝気で主人公に一途なバンド仲間のボーカル担当の女の子や、
隣の部屋に住む男日照りな関西弁の漫画家など、設定はお馴染みでも魅力的なキャラクターたちが彩りを添える。
ストーリーはベテラン作家による大安定の面白さで、ヒロインに恋心を抱きつつも、あっちこっちに浮気してしまう、
性欲には勝てない軽薄な若人の姿がコメディたっぷりに描かれ、頭を空っぽにしながら楽しめる。
加えて本作は主人公たちの年齢が近い設定のお陰で青春ラブコメディ色が濃く、その若々しく甘酸っぱい展開が大いに魅力的。
サブヒロインの新曲を昼休みの食堂で聞いたり、2人でライブに行ってデートしたり、
彼女と初エッチの最中にメインヒロインからの電話に出て険悪になったりと、その初々しさににやけてしまう。
登場人物たちの90年代のマンガ、アニメのステレオタイプな掛け合いを、現代の社会設定で、
そして程よくエッチに纏めた、明るく楽しいエロマンガ。嫌なことがあったときの活力剤にどうぞ。

ハンドレッドゲーム(2)(3)/久遠ミチヨシ
○余命100日を宣告された青年が、自殺に追いやられた義妹の復讐のために謎を解いていくエロティックサスペンスホラー。
巨乳で看護婦の恋人を助手役に据え、病の体を押しながら黒幕と思しき国会議員の洋館へ秘書として潜入する。
そして流麗な議員婦人と体を重ねながら情報を得ていき、恋人ともセックスしながら情報を整理して謎を解いて行く、
という素晴らしい設定のサスペンスホラーで、設定や伏線の張り方なども本格的なミステリーの体裁をとっている。
2巻のラストからは怒涛の展開を見せ、犠牲者も出始めるホラーな面も段階を踏みながら増えて行き、
物語の緊張感はより一層高まって行く。
それはセックス描写においても同じで、病による幻覚で義妹を抱いているような錯覚に陥ったり、
体を気遣う恋人との愛を確かめ合うような優しい描写など、よりエロティックさに妖しい魅力を加える。
著者としては想定していたよりも早い幕引きであったらしく、駆け足的な印象がないこともないが、
物語としては過不足なくきっちりと纏め上げられており、その手ごろな長さから、
未読の方は3巻まとめて一息に読んでしまうことをおすすめしたい。
ミステリーとしての楽しみが薄れてしまうので詳しい描写は記せないが、
続編、もしくは同ジャンルの作品を読みたいという欲求に駆られるほどの面白さがある、というか熱望してます。

潤んだ芽/佐野タカシ
○ベテラン佐野タカシ氏の贈るほぼ全編レイプの官能オムニバス作品
官能小説風のねっとりしたセリフ回しは非常にエロい。
とにかくどの短編もレイプばかりで、上司に自分の妻をレイプするように頼まれたり
義理の関係ではあるものの姉弟近親レイプしたり、息子の婚約者をレイプしたりとにかくレイプ三昧で
ヘタなマーク付き単行本では相手にならないくらいのHIGHシコリティである
トドメに人妻を縄で緊縛しての輪姦もあり、これでは東京都不健全図書指定もやむなしである

しかしながら肉体的暴力で抑えつけてたりの描写は無く、暴行された女性らは決して不幸なだけには見えないどころか
むしろ次も乱暴されることを望んでいるかのような終わり方が多いため、妖しい魅力に満ちた作品集である。

幼なじみとイケないコト(ハート)/ことぶきまいむ
○収録作は①エロ漫画家としてデビューした主人公が資料と称して年上の幼馴染にエロいことをするうちに
エスカレートしてしまう長編「見てるだけじゃガマンできないっ!」
②ニッコニコ動画でネットアイドルをやっているみやびちゃんにぞっこんの光君。
実はみやびちゃんの正体は幼馴染の地味な女の子ほのかだった!
ほのかは素の自分では光と恋人になれないと思い込み、みやびとして光とデートするが
本当のことを打ち明ける機会を失ってしまう長編「パコパコ動画」
③故ポプリクラブに掲載された読み切りが2作。

童顔なのにムチムチ肉感ボディなヒロインとのイチャラブを充分に楽しむことができる一冊。
作者のファンなら買って損はないと思うが、ポプリクラブ掲載作は局部修正が非常に大きいためその点はやや不満が残る。
お蔵入りにならなかっただけマシだと思うことにしよう。。

オトメスイッチ~彼が持ってる彼女のリモコン~/原作 Digital Cute 作画 ゆうづつしろ(大都社)
○器具責めってエロいですよね僕は大好物です
本番行為無しで180ページ延々器具責めでもいいくらいです
なので原作のエロゲはやったことないですが良いですねシコリティ非常に高いです

ただエロゲ原作だから仕方ないのかもしれないが
後半にシリアス展開ブチ込んだせいで全6話のうち5話目は性交渉が1Pのみ
6話目に至ってはまさかの性交渉一切無しという暴挙ぶり
これ後半の50P要らなくね?は?
一応巻末のおまけが6Pあり、そこでバイブ責めしつつオナホコキしてもらうというシーンはあるものの
期待外れ感はぬぐえない。
ちょっと批判的な事ばかり書いてしまったが前半激シコなのは間違いないので
器具プレイ好きにはお勧め。

ちっぱい生徒は僕の妻。/只野さとる
○女学院で女装がバレないよう奮闘する教師(夫)とそれを支える幼い生徒(妻)の奇妙な学園ラブコメ!(単行本裏表紙より抜粋)
まあ、ひと昔前に流行った女装潜入モノですな。
只野氏は聖(さとる)名義で普段レディースコミックや女体化TLなど女性向けの分野で執筆しており
おそらくこれが男性向けでは初の単行本となる。
ちなみに私は電子書籍の「ナカにってどんな感じですか?」で聖氏のファンになりました

作者固有の絵柄が完全に定まっており一般誌でも通用しそうなくらいに作画は高レベルで安定している。
ページを開いて、パッと見で何がどうなっているのかが非常に分かりやすい。
控えめの塗りで立体感や陰影を表現するというのは高い画力が無ければできない芸当でありこれは本当に凄いと思うし
行為のシーンも男性が喜ぶアングルやヒロインの反応というものをよく研究しているなと感心してしまう。(実は男性なのか?)
蕩け顔は虎顎かずや氏にちょっと似ているかな?
メジャー誌で執筆すれば間違いなく人気が出るタイプだと思うのでこれからもガンガン活躍してほしいし
「ナカにってどんな感じですか?」もぜひぜひ書籍化してほしい。
つーかしてください
お願いします!なんでもしますから!

寝取られママ/高雄右京
○娘の家庭教師をしている男に犯され快楽堕ちする長編「寝取られママ」
相手を操ってエロい事し放題なスマホアプリでやりたい放題の「触ってイジれる絶頂アプリ」
COMICメガストア掲載の読み切り「ザンネン☆シスター」が収録作

タイトルに寝取られが付いているが、旦那も娘の彼氏も一切登場せず
心理描写もママだけなので正しくは寝取られではなく寝取りである
NTRが苦手な人も安心して買ってくれ。

やや絵柄が不安定な印象を受けるものの
丸みのある線で描かれる可愛らしい女性たちが何度も何度もイカされる描写は大変に魅力的。

Beauty Mark(1)(2) /竹下けんじろう
○記憶喪失の男「センジュ」は、己のことを知る手がかりとして
「口元にホクロがあり、かつイクと胸にほくろが浮かび上がる」女性を探している。
その女性を探し出すために、口元にホクロのある女性を見つけてはあなたをイカせたいと声をかけるのである。

本作の魅力は強烈な個性を持ちながらも決して自己主張はしないセンジュヨシカズと
センジュにイカされる様々な立場や悩みを持った女性たちである。

センジュにとって女性を抱くことは手段であり目的ではない。が、彼は常に誠実であり真摯であり紳士なのである
ヤれれば手段は問わないような外道なまねは決してしない
時には無償で奉仕したり悩みを解決するなどして女性が心を開いて信頼してくれるのまで辛抱強く奉仕する。
当然ベッドでも自己主張はない。丁寧に前戯をし、必ずイカせるのである。フェラチオの描写さえない
主役はイカされる女性なのである
碌に前戯せずパイフェラしてるうちにもう濡れたから突っ込んでいいよ(はーと)的な男のオナニー全開なインスタントセックスは俺がぶち壊してやるぜと言わんばかりの異端的作品である
しかし2巻が出てもなお連載は続いており、決して需要が無いわけではないことを証明している。
世界一さお師な男 伊達千蔵やどす恋ジゴロなんかが好きな人には是非お勧めしたい。


  • 最終更新:2017-01-15 14:57:53

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