2016一票作の魅力②

4月

貞操逆転世界/天原
曰く、発想の常勝無敗。ピクシブで様々なエロシチュを創造し続ける鬼才の初単行本。
男女の貞操観念が逆転した世界で、ビッチとして生きていくことを決めた主人公が
ヤリた盛りの処女連中に体を売りまくるという表題作がめちゃくちゃ面白い。
下心丸出しで鼻息荒くしてるヒロイン達がなんとも滑稽なんだけど気持ちはわかるから親しみが沸き、
いざ事に及ぶと一切余裕無くして快感に翻弄される様は中々エロい。お猿さん丸出しの川島さんが可愛いです。
他の作品もモン娘風俗とかガチレイプ願望のある娘だけ狙うレイパー達(アフターケア完備)とかの
単純に、かつ純粋に面白いエロマンガが揃っており、スナック感覚で気軽に読みたくなる一冊。
絵こそ同人レベルだけど、読みやすくて味のある絵だから、個人的には原作より直接書いてほしいなぁ。
異種風俗クロスレビューシリーズとか大好きなんだ。

おとなのまねごと。/山崎かずま
前後編のDiscord complex peopleが感動できる読ませる内容ながらエロも使える
男1少女2だが若干の百合要素があるのも個人的にgood
gKsnN4qのちょっと病んでる片目隠しの生配信好きビッチ少女もツボ


きみとえっち/きくらげ
・王道を往く素直な幼馴染はいいものです。それが巨乳で可愛いければめちゃシコキャラになるのは確実。
そのはずなんだけどキャラの可愛さはツンデレ風紀委員でシコリティは姉に持っていかれた感。
騎乗位の乳揺れ表現が素晴らしい。やっぱり幼馴染は負けフラグなのか・・・。まあ使えるんですけどもw
キャラ絵の上手さは初単行本とは思えない実力派新人。(同人含めると物凄いベテランの方ですが)
背景が手抜きだったり、眼鏡キャラが眼鏡を外してしまったりと人によっては気になるところもあるかもしれません。
エロマンガに背景眼鏡なんか必要ねぇんだよ(暴論


褐色少女コンプレックス/桃之助
1話目の日焼け跡水着少女と2話目の褐色ボーイッシュ少女
この2作品だけでご飯何杯でもいける

子供だってエッチなの/国崎蛍
ロリマンガ部門ではナンバーワン。フェラ、キス描写がすごく良い。

私のおしっこ不文律/高城ごーや
高城先生はいつも僕達におしっこの素晴らしさを教えてくれる
おしっこを飲めば人々は武器を捨て、おしっこをかけ合えば皆が手を取り合い、おしっこさえあれば世界平和が
訪れるだろうと基本はいつもの高城ワールドで当たり前のようにおしっこを飲んだりかけたり膣内に出したりの世界観なのだが今回は力によるおしっこ愛の強制は時として反勢力を生み出すという、過ぎたおしっこ絶対主義に警鐘を鳴らす衝撃の作品でした。前作は個人的にきららちゃんがいらない子だったが、今回は脇キャラが全員魅力的で抜かりなしなので
我がおしっこ愛を込めて満を持して一票を投じます、司ちゃんマジマッドかわいい。
また、おしっこプレイに隠れがちだが実はノーマルなエロもハードかつ長尺で見所たっぷりなので
何となく先生の作品に苦手意識を持ってた人にも一度読んでほしいなー


みんな発情期!/たかのゆき
●キャリアの割に有名って訳でもないですが、個人的には大好きな作家さんの応援込みで五冊の中に入れました。
短編を得意として、抜きに徹したいわゆる「普通のエロ本」エロ漫画業界もいろいろとジャンル、ストーリー性ともに
進展している中で、こういう「普通の中華屋で食べる醤油ラーメン」的漫画ってあまり話題にならないけど
全然こういうジャンルも凄いから!巻頭を飾るギャルビッチが、さえない男にセックスの果てに恋しちゃう話とか
遠距離恋愛している女子大生が、大学教授に寝取られる話とか、抜きに最適だった。


このまま膣内で…/睦月
●基本的に姉モノを中心に買っているが、その中から唯一のランクイン。
近親相姦は、エロマンガではもうタブーではなくなったが、その分だけ背徳感や
焦燥感といった感情の描写が薄味のモノが増えてしまった。
この本ではその点がちゃんと追及されていて、姉弟間での互いに恋い焦がれるような
感情を相応のページ数を使って正面から描いていたのが高評価を与えた理由。


にーはいせっくす/大嘘
●足フェチに特化した短編集。成人誌らしくない可愛らしい絵柄だが、結構気に入ったので選出。
タイツ描写を中心に、着衣のままのシーンに作者の強いこだわりを感じる。


ボコボコりんっ!/知るかバカうどん
●日活ロマンポルノの最初の作品の試写の時、それまで普通の映画を撮っていた日活社員がそれ見て
阿鼻叫喚でとんでもないことになったって話を聞きますがその中に、「映画ってこんなに自由でいいんだ」と
喝采を浴びせた人もいたらしい。自分もこの作品を読んでそんな気持ちになった。とにかくここに出てくる女の子は
酷い目に遭います。きついです。酷いです。でもそれは単なる露悪的表現ではなくて
「結局世の中クズだらけでも、生まれてきた以上生きていくしかない」
って作者の決意表明が見え隠れするような、妙な気分になってしまう後読感を与えてきます。最近エロ漫画界だけでなく
あらゆる表現メディアに規制の風が吹いていますが、もしこのようなことが行き過ぎると
自分の人生を不意に殴りかかるようなとんでもない作品ともこれから出会えなくなるのかなとつくづく思いました


大谷さんのコスプレ事情/ポン貴花田
●ネットでは過激な衣装を纏ったコスプレイヤー、でも本当は内気なOLの成長ラブストーリー。
会社では地味でクールなOLを装っていて、本心は内気で男性に対して苦手意識のあるヒロインは、
趣味のコスプレでは大胆になってHな写真もネットにアップしてしまうような2面性を持つ女性。
憧れの先輩男性社員に対しても、苦手意識からそっけない態度をとってしまう自分に嫌悪し、
普段もコスプレイヤー時のような大胆さがあればと思っているとき、ネットのファンから個人撮影の依頼を受ける。
この作品の面白い点は、成年コミックの世界の中に、女の子向けの変身ヒロインアニメの構造を取り入れている点である。
変身時は正義の味方として活躍する謎の美少女が、普段はだらしなくてダメダメな女の子で、
様々な人々や好きな男の子との交流を通して自分自身が何者であるのかを自覚して行くという、
少女マンガにおける王道的成長物語の展開を、コスプレにスレイドさせているのが本作なのである。
本作のヒロインもそのプロットをなぞっているのだが、交流する相手はどスケベなコスプレ目当ての盛った男性なわけで、
内容も撮影にかこつけた売春まがいの交流だったり、お酒飲んで前後不覚のところを複数で襲っちゃったり、
レイヤー仲間と親友の名の下に3Pを承諾させちゃったりと、貞操観念のゆるい展開となる。
しかし本人はそれが自分を変えるための行為で、自分は成長しているんだと思っているという描写がコミカルで笑いを誘い、
読んでいる感覚としてはそれはエロコメディそのものであり、悲壮感は微塵も感じないようになっている。
一方描かれるエロ描写はガチなもので、エロ衣装から垣間見えるお尻の穴のヒダやちょろっとだけ見える陰毛、
少しまくるだけでまろび出るぷりんとしたおっぱいに、ぷりぷりのおまんこと、
ベテランエロマンガ家である著者の描く素晴らしい裸体が好き放題に蹂躪される。
最後は著者らしく相思相愛で決着が付くのだが、ここでも変身ヒロインものの定説通りの展開を見せているのが見事で、
思い人に実は正体がばれていた、相思相愛の目的が達成したら変身(コスプレ)をやめる、といった流れの中、
ぬっぽぬっぽおまんこを突かれたり、真面目にコスプレのことを語りながらおちんぽをはふはふしゃぶったりと、
著者はどんなジャンルのマンガでもエロマンガに仕立て上げてしまうんじゃなかろうかと思ってしまう。
そして最終話の数年後の2人を描いた話では、子供を生み少々だらしなくなりながらエロさに磨きがかかったヒロインが、
捨てたと思った衣装を久しぶりに装着してぱつぱつの姿を夫に見られれば、
更に大きくなったおっぱいをだぷだぷ揺らしながら3人目の子作りだとスマホで撮影しながらぱこぱこしちゃう展開は、
エロマンガのエピローグとして最高のものであると私的に思うのであります。
今作も堪能させていただきました。

5月

KILLER QUEEN/紙魚丸
●オタサーの姫やってたら別の女が入ってきて競い合ってるうちにヤリマンとして乱交、みたいな連作。
一般作の方でもそうだけど学生のゆるい雰囲気を描くのが作者に合ってる。
それでいて結構エロくて良い。

Fantastic mariage/GEN
●人外ものアンソロ集に寄稿してた作品群がまとめて単行本化されたもの。
女の子がヒト形態に近く、人外ものとしては比較的マイルド。人外ものと言われるとどちらかと言えば鱗のぬめぬめ感とか
毛皮のふさふさ感等をイメージする性分なので、やや読前のイメージとは異なったがこれはこれで
蕎麦屋が出してるカレーのようで好き。カラーがベタベタでギラギラしてて「俺はエロ漫画を読んでいるぞ!」と
実感させてくれる。たまに気を抜いて書いてるデフォルメ顔が可愛い。
pixivで、単行本化に当たって加筆修正した箇所をもれなく公開していて非常に好感が持てた。

いやらしいこ。/赤城あさひと
●単純に絵柄が気に入ったという理由で選出。
ワニコンビニ誌の短編集。
女性キャラだけでなく男性キャラのデザインと表情にこだわっている点も好感触。
相手の気を引こうとするヒロインの表情は中々に良い。
収録作品の中でお勧めは、大正時代を舞台に輸入商の青年と女給の関係を描いた[肌つきロマンチカ]
初期作品は構図・作画共にイマイチなものが多いのは欠点。

シスターブリーダー/武田弘光
●前作の「いまりあ」では結構きつめのNTRメインで少し人を選びましたが、今回の単行本は調教で壊れてじゃなく
いつもの媚薬ローションだとか薬パワーにも頼らず、自分の意思で女の子がS○Xを愉しんでいるのがいいです。
一晩中ヤられてアヘ顔晒してる妹ちゃんはとてもエロい。抜ける。
収録作の中ではアクマ彼女はボクの天使がやっと単行本に載って嬉しい限り。 エロは同人オンリーの活動になると
こういういちゃラブモノはもう見れないかと思うとやっぱり商業エロ引退は悲しいなあ・・・。
武田先生のこれからの一層のご活躍をお祈り申し上げます!


6月

英雄王女 白と黒の狂艶/助三郎
●キルタイムらしいエグイものから続けて選出。中世風のファンタジー世界で、2人の姫騎士が酷い目に会い続ける長編。
気丈な2人が追い込まれて堕ちていく様が長編で丁寧に描かれている。
毎回2人がファンタジーのエロ漫画らしい服装に着替えさせられる点も好印象。
ファンタジーものとしてベタではあるが設定もキチンと作られており伏線も回収はされている。
難点は動きのある絵が描けていないこと。 ファンタジーものらしいアクションシーンでは
キャラクターがポーズを決めて静止している様に見えてしまうコマもあった。

欲負け妻の淫乱本性/シロノマヒロ
●NTR成分は比較的少なめな浮気物。特にメインの「開花」シリーズがいい。
徐々に堕ちていく過程の背徳感が素晴らしい。

よいこといけない放課後/Rico
●あ~おっぱい小さいの、つまりちっぱいは正義なんじゃ~
JS中だかJS高だかよく分からん女の子達といちゃいちゃチュッチュの世界。眼鏡っ娘もいます。
ファンタジーですなぁ。ファンタジーだけで済ませたくは無いが…
ファンタジーですなぁ。

お嬢様とメイドのみだらな性活/しんどう
●天魔時代からファンだったけれどデビュー当時でまだ拙さが目立った茜時代と違い
画力、漫画力共にアップし油がのって来た感じ。今後も期待

おさえきれないこの情欲/春城秋介
●爆乳・むっちり・性に積極的な年上女性・エロいフェラ描写と個人的に好きな要素が全て詰まってる
お気に入り作家の新作は絵の劣化もなく話のマンネリもなくいい意味でいつもの春城秋介でとってもエロかった。

いちゃラブ乳娘/実々みみず
●女三人(義母・姉妹)がいる家に居候してエロい展開になる話がメイン。
ツンデレな姉・クールな妹・明朗でエロい義母と可愛くてみんな巨乳でキャラクター性に富んでおり
やり取りが面白くてエロかった。おっぱいや乳首が特にエロく描かれて良い。
:

  • 最終更新:2017-12-07 02:07:50

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード