2017投票結果

1位(4票)5つ(せっかくなので次点コメントも盛り込みます

2017一位ページ用テスト2.jpg

彼女のせつな/中村葛湯

●甲乙つけがたい中で、1つ選ぶなら『プラス・マイナス』友達の兄というシチュエーションからして既にえっちであるが
プレイがまた変態的。素股でパンツに射精するだけでは飽き足らず、それを女の子に履かせてわざとらしく音を立てながら弄るのだからアソコはもう濡れ濡れ。しかしひとしきり情事を終えた後、ラストの彼女のしぐさが暗示するものに読者が思いを馳せるとき、少女のこの時期特有の不安定さや危うさがより強く感じられ、プレイへの背徳感も高まるのである。エロ要素抜きに、短編漫画としても完成度が高い一本。昨今流行りの萌え系テンプレを外し、まさに"少女の刹那"をリアルに湿っぽく描き出す中村葛湯先生は、全くの迷いなく俺的2017年新人賞作家(ただし寡作のため作品の年代幅は広い)だ。

●未成熟な少女たちの不安と抑制がスパイスとなって、感情を静かに沸きたてる作品群。
親戚の家・スイミングクラブの更衣室・駐車場・漫画喫茶の個室などのロケーションも行為の密かさを盛り上げる。
セリフで全て説明しない、感情や人間関係を想像させるセリフ回しやキャラの振る舞いで読ませるので、何度も会話パート
を読み返してしまった。(読解力ない)
ヒロイン達の華奢な身体がじわじわ愛されていくのが好物です。

●著者待望の初単行本。関谷あさみスレでお薦めされてて、同人の総集編買ってみたら大当たり。
後追いなもんで、商業単行本を心待ちにしていたw
JCくらいメインでちょっとしっとりした雰囲気のが多いかな。これからも期待。

●関谷フォロワーと言われてたが纏まって読むと独自の切なさが迫ってくる。
今まで同人で追っかけてた人なのでこれが売れてよかった。

次点コメント:ハイレベルな(?)ガチ○リ作品。尼で即削除も納得w

平成Jcin明治夜這い村/ドバト

●『平成JC』シリーズがいずれもトップクラスの実用度だった。
異常世界系とでも言うのか、"性への価値観が大きく異なった世界"はエロ創作で定番のシナリオ。
本連作の大きな特徴は、そこに現代的価値観をもったJCを送り込んだところにある。現代っ子からすれば理不尽な環境を
果敢に生き抜く"ヒロイン"たちがラストでたどり着く、ハッピーともバッドとも安易に形容すべきでないエンディングは、筆者も苦労したという各々の時代を感じさせる描写も相まって、読み物的にも非常に面白かった。ドバト先生は
これまでもやや人を選びそうな尖った作品を多く輩出しており、しかし実用性ではあと一歩という印象だったのが
今作ではその点も(他の掲載作を含め)相当パワーアップしたように思う。

●ヤることは生きること。
タイムスリップして天涯孤独の身になった少女達が生きるため、そして幸せを掴むためにセックスする。
ドバト作品の少女は強い。涙だらだらこぼして快楽に身を委ねるのもよし。

●ドバトは前単行本辺りから急激に良くなったと思う。
従来からある「お話のあるエロ漫画」志向は嫌いではなかったが、エロ描写がもう一歩と感じていたのが
すばらしくなった。望まぬ状況に置かれても強く生きていく女の子たちを描く。
後半収録作は一転してライトなものとちょっと前に描かれた作品も含むが、雰囲気は良い。

次点コメント:タイムスリップした先のエロ風習村やら吉原やらで暮らしていくオムニバスものがメイン。
女の子の生きていこうという意志と健気さがよい。

放課後の優等生/笹森トモエ

●いささかベタなチョイスかなとも思ったが2017年でとにかく一番抜けた本なのでここは息子に正直に行こうと思う。
いまさら自分が説明するまでもないが豊満むっちりな女の子がとにかくエッチに積極的なお話を集めた短編集。
まずキャラが好みだった。顔もカラダも。女の子が快楽にはまっていくのが丁寧に描かれている。
そしてやるだけという批判もあるけど、濃厚なセックスをこれでもかとたたきつけてくるサービス精神は素晴らしい。
この中では沖縄の離島のJK2人と歳下少年のただれたセックスの日々を描いた『パラダイスファウンド』が断然いい。
とくにおとなしそうなメガネの巨乳が実は一番スケベだったというセックスへのハマリ方がよかった。

●初単行本。黒髪長髪で巨乳で制服着てずっとしゃぶってる作品ばかり。
執拗な描写がエロい。商業も同人も同じような作品ばかりである意味徹底している。
徹底しすぎててマンネリ感もある。

●同人誌「サキュバステードライフ」等で人気の同人作家笹森トモエの恐らく最初で最後の商業単行本w
とにかく執筆ペースが年1~2回とかだった作者なので単行本が出たと言うだけで評価したいw
全体的に似た作風が多くワンパターンとも言えますがそれがいいのですw
最初はゴム姦してるのに快楽に負けて生姦無責任中出しと段階を踏むパターン大好き。
「弓坂さんの場合」のサブヒロイン瀬田さんのスピンオフを熱望してたので描き下ろしに歓喜w
でもちゃうねんw俺が見たかったのは彼氏にハメ撮りされて好き放題されて陰毛ジョリジョリ剃られる
瀬田さんだったんだよおおお!!!でも今回のも大好きよw

●抜きツールとしてはここ数年でナンバーワンじゃないか。
エロさの見せ方が巧すぎる。中出し、口内射精描写がいい。

次点コメント:同人で活躍してるように定番の安定。ハメ撮り好きな娘は大好きです。

群青ノイズ /きい

●ワニマガジンの次代スター。相変わらず「その気になった男女」を描くのが天才的に上手い。
一番好きなのは「つめたい雨、やさしい君」
昔のほのかにエッチな思い出と現在の淫靡な光景がダブっていく演出はベタだけど好き。
後は、漫画的デフォルメを色々な媒体から持ってくるのが上手い。前作「コンティニュー」の姉はハイスコアガールだし
今作収録「お見舞いエトセトラ」でクッションをばふばふするシーンは羽海野チカだろう。
初回限定版に付いてる全作品のネーム集がとにかく分厚くてびびった。おまけで付いてくるレベルのものではない。

●絵も上手いですが、何より思春期のボーイミーツガールなシチュの演出&表現力がずば抜けて高いと思います。
繊細で柔らかく少女漫画のような淡々としたテイストながらしっかりエロいと感じさせてくれます。
ストーリーも面白いです。前作「放課後バニラ」然り、エロ漫画にありがちな濃さのあるファンタジー表現が少なく
リアリティなエロを感じさせてくれます。鳴子ハナハルとホムンクルスを足して2で割ったような作家だとか
確かにそういうベクトルではありますが十分に個性的。限定版のネームも一見の価値あり。

●快楽天の表紙作家であるきい先生の二冊目の単行本である。
本書の魅力は、アナログで書かれた繊細な絵と、青春の一ページを切り取った様な切なさが漂うストーリーである。
思春期特有のモラトリアムが、現実味も感じられるストーリーの中で奇麗に描かれている。本書は短編集であるが
一冊を読み終わると群像劇としてまとまっている様にすら感じられる。収録作品の中でもおすすめは
[つめたい雨、やさしい君]だ。(前にレビューされた方と被ってしまいました。) 友人としてヒロインと付き合っていた
主人公が、ヒロインと結ばれる中、相手を前から異性として意識していたと再認識する様を
回想を通して演出するのは中々に上手いと感じた。ラストを見た後に、二ページ目にある二人が一台のイヤホンの左右を
耳に当てているコマを見ると著者の演出の上手さをより味わうことができるだろう。
少女漫画に似た青春のほろ苦い恋愛物を探している人や、普段エロ漫画を読む習慣がない人にも薦めたい一冊である。

●たった二ヶ月で初回盤と通常盤を出す鬼畜仕様。初回版はネーム集という漫画家志望以外にはゴミがつく。
こういう売り方は止めた方がいい。

次点コメント:内容は文句ありませんが初回版商法はどうもね。

おんなのこぱーてぃ。/へんりいだ

●とにかく女の子が可愛くてエロい。
カラーイラストも美しくエロい。
やっぱり女の子が可愛くてエロい。

●『Costume♡Present』がマイフェイバリット。
オナニーにおいてバランスは重要である。いつも軽いエロばかりでは虚しくなってしまうが、重たいエロばかりでも7胃もたれを起こす。どちらが優れているとかではなく、どちらも大切なのだ。良い意味で軽く、最先端のkawaiiで魅せるのが
へんりいだ先生。優れた表情もさることながら、拘りのある服装や細部までの装飾(&装丁)もまた
萌えを下支えしていて、それでいて肢体の描写はひどく淫猥なのだからギャップがたまらない
(見過ごされがちだが、男性器の描写も良い)シチュエーションも王道からアブノーマルまで幅広くこなし
股間にダイレクトに訴えてくる感じは個人的に今年一のもの。

●へんりいださんの一作目を読んだ時も思いましたが、ここまでエロ可愛い女の子達を描かれると
ほかのロリ漫画ではちょっと物足りなくなる。というわけで、へんりいださんは私のロリ漫画購入冊数を
確実に減らした漫画家さんですね。お気に入りは『可愛く撮って』と『もなか』
この二作でぬいたあとの満足感はハンパないです。もなかのような妹が欲しい、と本気で思います。

●半分が同人再録。同人は高価なのでお得w
完成度高い

  • 最終更新:2018-02-12 04:10:40

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