2019一票作の魅力②

4月

牝穴に散る華/B-RIVER
・コミックキュンで描いてたころからファンだったんですが、当時単行本にならなくて、今回やっと単行本化。
エンジェル倶楽部の作風は同人誌で描いてるのに合ってる気がする。今後は定期的に出して欲しいですね。

恋やがて淫ら/doumou
・もうすっかりベテランになったdoumou先生の作品集ですが、巻頭カラーと冒頭に収録の
「夏のあと」/「夏と箱」のキャラデザインが先生としては珍しく〇学生位の幼い外見が特徴的。
そんな二人が電話ボックスの中に閉じ込められるのですが、
箱の中ということもあり俯瞰視点アオリ視点をフル活用したとてもエロい構図が続き、
絵を見て抜くというエロ漫画の本質がこれでもかと感じ取ることが出来ます。
思春期でエロいことに興味津々なこともあり、お互いに性器の見せ合いっこに始まり、先っぽだけならと入れて
みたもののもどかしいと思うあたり、ほんとはドスケベなんじゃないの?正体みたり!って感じだな
あんのじょう勢いあまって全部入ってしまうわけですが、ここからの立ちバックで押し付けられたおっぱいがまた素晴らしい。ストーリーはお通夜の日によそに遊びに行くとか熱中症になるといいながら電話ボックスの中でS〇X
続けるとか細かい点はアレですがw「夏と箱」が視覚で攻めるなら「思影/秋晴れ」は男女の精神的な繋がりを重視。
2話構成の作品ですが前編ではエロ漫画でありながらS〇Xしないという挑戦的なストーリー(本番無くても十分エロい)雨の中お互いに言葉攻めし合って、気分を高ぶらせてから行為に及ぶ流れが読者も焦らされただけあって
最高の充実感があります。メインキャラクターは巨乳ばかりが揃っていて、局部の消しは白線で透けないタイプで
少し残念。クロエ出版にはメガねぃ先生もいて思春期モノの強みを活かして頂きたいです。

ヒナミックス(下)/椋蔵
・会長を慕って生徒会に入った美少女と役員達との性に乱れた青春ストーリー。
会長に告白し見事彼の恋人となった巨乳美少女ヒロインはその場でいきなり求められてハードファックを
決められてしまう。その後もいやんと言いながらも言われるがままノーブラノーパンで過ごしたり他の役員の前で
おっぱいまろび出されたり、あまつさえ彼の目の前で他の男に抱かれさせられたりと彼の言われるがままに乱れに
乱れた乱痴気騒ぎを繰り広げる。可愛らしくておっぱいの大きな女の子が複数の変顔男にいいように嬲られ輪姦されまくる、著者お馴染みの作風で描かれた長編乱交ストーリーの下巻目。
一ヶ月前に発売された上巻で既に一通り輪姦されおっぱいぷるぷる振るわせながら犯されるのがテンプレート化しており、下巻も概ね同じ展開を見せるのだがあるキーパーソンの存在が物語を牽引する。それは上巻一話目から
名前だけは登場している会長の元恋人ではないかと噂される人物で、転校したとか突然いなくなった等と言われながら姿を全く見せることなく読者とヒロインに謎の人物として認識させる。しかし一方の彼氏である会長の方は
ヒロイン一筋で他の女性にちんこすら反応しないという筋金入りの一途さなのだが、「自分の車は自分が運転していては見ることができない」という理論から他の男に抱かせてエロ可愛く悶える様を見たい、素晴らしい彼女のおっぱいやおまんこを見せて自慢したいという特殊性癖の持ち主で、そんなことを目を輝かせながら平気でヒロインに訴えるド変態だが嘘はつかない正直な人物。

そんな彼が付き合っていなかったと語るのだが気になる彼女はそのことを生徒会の皆に聞いて回るも、見返りに
気安く体を求められてはいやんと言いながらもいとも容易くアンアンパコパコされてしまう。もともと痴女の気が
あったヒロインだが彼氏の性癖で貞操観念が完全に溶け崩れ、自分の性欲や蜜で溢れた肢体の状態を天然気味に
実況解説するエロ可愛くもとんでもないビッチに昇りあがり、そんな彼女の素敵な恥肉を男共は涙を流しながら
貪り辱め可愛らしい嬌声を鳴り響かせる。全編を通し一貫して「メインヒロインを嬲る」という概要を徹底して
いながら、各話趣向を凝らしながら飽きずに読み進めさせるストーリーテリングはいつもながら見事で、謎の人物
の正体と最終話の展開もロックで良い。しかしこんな内容なのに青春物としてどこか切なげな印象を受けてしまう
のは、もう著者の才能と言うほかないのではないだろうか。男連中が非常階段を上る女子高生のパンツを生徒会室
の窓から覗き見しながらどうでもいい駄弁りで時間をつぶす、そんなシチュエーションに
目を細めながら読んでしまうような人にオススメしたい作品。

性女たちの子守歌/奇仙
・かわいいだけじゃない、独占欲や支配欲を併せ持つちょっと悪い顔するヒロイン達が愛おしくて
感情移入できる。ほっこりしたり笑わせたり何かを示唆したり、色々な話の締め方がきっちり着地していて
上手い。「神待ちラプソディ」のラストの余韻いいですね。

お姉ちゃんとの秘めごと 挿入れるトコわかる?/吉田鳶牡
・すっかり姉ショタスペシャリストも板についたようで何よりです。
端正な絵柄と日常からエロシーンまでのシームレスな展開はなかなか非凡。
あと出てくるお姉ちゃんたちの私服や下着のセンスが今時の娘っぽくていいよね。
って今時の娘なんてよく知らなかったわw 知ったか乙俺。

限界性欲~我慢できない人妻たち~/山本善々
・作中の言葉を借りて本作を一言で表すと「不倫(ズル)してするエッチって最高に気持ちいいわよ」。
欲求不満の人妻が、若い燕と、貪り合うという言葉がピッタリな情熱的パワーセックスを繰り広げてくれる。

で、本作で一番感心したのはですね、漫画を組み立てる能力が凄く高いんですよ。このコマ何してんの?って
読み返したり、展開が唐突過ぎてハァ?と思わず首を傾げてしまうようなシーンが全然無い。
すらすら読んでいける。こういうの出来ない人のほうがずっと多いんですよ。

ストーリーに関しても、例えば近所の男の子が「大きくなったら俺とケッコンしろー」なんて言って、大きくなって本当にプロポーズしに来る話も、はっきり言ってエロ漫画では散々やり尽されたネタなんですよ。
そのありふれた題材を、ちゃんと「山本善々の作品」としてアウトプットできている。
とても新人とは思えない構成力に脱帽です。

5月

オナアシ! ~エロ漫画家のオナニーを手伝う仕事~/聖☆司
・エロ漫画家はいつもエロい事を考えて勃起しているので、オナニーのし過ぎで作家が利き手に深刻なダメージを
受けないよう、出版社がオナニーアシスタントを派遣するという、夢だけは無限大な設定がまず酷いw
ぶっちゃけ手コキ専門のデリヘルみたいなもんだけど、そこは聖先生の手にかかれば、巨乳の眼鏡っ娘が
ノリノリで本番までさせてくれるパラダイスに早変わりなわけで、オネショタから後輩ちゃんまで選り取り見取り
でシコい事請け合い。この制度が本格的に導入されれば、商業エロ漫画はこの先100年安泰だと思いました、まる
今回一番のお気に入りはガチャ課金爆死子ちゃんで、作中で一人だけ前半のノリが悪いが故のギャップと
ジト目にやられました。

サカリまつり/きづかかずき
・コミカルな表現と明るいノリで巨乳の女の子がサカるきづかかずき先生の商業初単行本。
修正は黒いノリで薄めなののが嬉しい。同人でも活躍されているおかげか、絵柄が初期から安定していて
収録作どれを読んでも満足できます。
あるキャラクターが好きすぎるのか、非常に似た見た目のヒロインが出てくるのはご愛嬌w
作品別で見ていくとやはり「サカっています」シリーズでしょうか。試合に勝ったらおっぱい揉ませてという、
定番の冒頭から揉まれてるうちに感じて、流れで部員全員とのS〇Xに持ち込まれる王道で読み易い
レイプまがいの結構酷いことされてるのに読後感がいいのは明るいノリと他に、力で対抗できない女の子に
大人しく殴られている部員の描写で、なんだかんだありんちゃん優位が崩れないからでしょう。
2話では顧問の先生に対して優位に立ち、S気質に目覚めます。パイズリフェラで攻め、うるさいですねと言いつつ
一気に挿入しノリノリだったが行為が終わった後、やりすぎたと青ざめる描写もまたかわいい。
この2話に共通したことですが蒸れたスパッツの描き込みも見逃せません。表紙はやや地味な印象も受けますが
ふと目に入ると読み返したくなる魅力があるように感じました。

6月

初めてのヒトヅマ/篠塚裕志
・この短編集、基本は人妻のNTR・浮気モノです。
でも最後の一冊にこれを選んだのは同級生の巨乳JKとのお話が抜群だったので。本当にかわいいんです。
巨乳でちょいブサなんだけど性格の良さがページから伝わってくる。2019年最高の癒やしキャラ。
しかもドスケベレベルのエッチさ。このおっぱいに顔を埋めたい。
単行本描き下ろしのJKの母親とのお話もガチエロで良かった。この親子との3Pがあれば完璧だったのになぁ。
他の人妻作品もエロエロなので買って損のない一冊。

らぶ☆りび Love&Libido/もんぷち
・今年もやってきました正月恒例エロマンガ大賞投票5票目選定アキバ読書会(ワンオペ)
暖冬の今回は万全を期し午後イチからアキバ各店に赴き、めぼしいものをとにかく乱読&下半期分を一応逐一確認で
ふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんんふふんふんふんんふふんふんふんふんふんと首から上を
天地前後左右緩急自在にゆすりつづけたりしなかったりすることだいたい6時間(途中休憩3回)

 「5票目(トリ)なんだから12月販売からなんとか見つけるぞ」
 「いかん!今年は(今年、も!)エグゼコミックス買ってない!エグゼから出そう」
 「困ったときは[その他]エリアだ!」

などこの時期この投票スタイルいつもの思考ルーチンに従いあたりまくるも、琴線オーバーフローしないものばかり。
うーむこりゃだめだ日も暮れてきたしもう帰ろうと家路についた・・・・・・・・・
するとどうだろう。数日して、異常に詳らかなメロンランキングが出たではないか
ブラボー、おおブラボーともろ手をたたいて喜んだ(cv:日本昔話)

上からずーーーーーーっと下っていき、5票目はついに見つかった。(170位くらい?)
それは、6月発売のメガストアコミックス(やったぜ。)だった。以下、レビュー
メガストアデビュー作を含む過去作を収録した全10作。去年投票したたくろうと同じく
近年のエロ漫画界の荒波とブームヘアスタイルの変遷が反映されたエロマンガ群。
いろんなお題のチンコ・ミーツ・マンコシチュエーションを、これぞエロ漫画という
強引かつ滑らかなメガストア展開でセックスにもちこんでいき、読んでいて非常に気持ちがいい。
立ち読みして、最新作の幽霊話と一番古いオナホの神様どちらかにティン!とくれば買ってヨシ!
とんがってるまではいかないがこれくらい「ギザギザした人」のほうが、令和のエロ漫画界隈できのこっていけるだろう。
投票終わったらアキバで立ち読みしてきなさい面白いから。
(マンガなんだからこれくらい女の表情変化ないとダメだよね)
5票目を任せるにふさわしい、コクのあるエロ漫画を見つけられてよかったよかった。

ワケありカノジョの性事情/加糖あん
・著者のお名前のようにめちゃんこ甘いいちゃらぶえっちが1冊分連作で多幸感がある
お前ら早くつきあっちゃえよーみたいな

ねこかぶり/おから
・同人の方から見るようになった作家さんかな。同人にもいえますが、清楚っぽいかなと思わせて
ヤルとエロいというキャラが多いですかね。いやいいですが。黒髪眼鏡が好きですねえ。

あなとも/石川シスケ
・快楽天らしい快楽天作品。性に向けて一歩踏み出す男女と、男性にとって都合の良い女性のオムニバス。
去年一番爽やかに抜けた。アホビッチ幼馴染に正常位でのしかかるけど精神的には完敗する話が一番好き。
割と書き込んでる線画が印象に残るけどこの作者の一番好きなところは誘う女子のセリフ回しのキレの良さだ。
淫語とアホのさじ加減が好き。後カラーの塗りが前回の単行本と比べて劇的に良くなっている気がする。



  • 最終更新:2022-06-05 06:38:37

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